雨の自転車通勤にも活躍!シマノの釣り用防水グローブは春や秋の肌寒い時期にオススメ

SHIMANO シマノ 防水グローブ

シマノって自転車では最大手ですが、釣りのイメージが強い人も多いんじゃないでしょうか?

私は小さい時にバス釣りをしていたので、むしろ釣りのイメージしかありませんでした。

釣り用品も製造してるし、もしかしたら自転車通勤でも使える良い感じの防水グローブあるかも?

ふとそう思って購入したのが『シマノ 防水グローブ』

「釣り用なら自転車には向かなくない?」と言いたくなりますね。期待半分といったところでしたが、結果的には買って正解でした。

着用感や指の操作感が秋冬向けサイクルグローブに近いのがGOOD。

釣り竿のグリップって太さが2~3センチと自転車のハンドルに近いんですよね(物によりますが)。だからハンドルを握った時の違和感が少ない。

何より水に浸けても平気な防水性と内側の防寒生地が最高に良い。

「素手だとちょっと冷たくて嫌だなぁ」という肌寒い時期にピッタリな防水グローブになっています。

今回は『シマノ 防水グローブ』を実際に試してみて【良いところ・悪いところ、着け心地、サイズ感、防水性、防寒性、防風性、耐久性】など、釣りではなく自転車通勤で使ってみたレビューをしていきます。

買って良かったところ

  • 文句無しの防水
  • 指が動かしやすい
  • 目立たないデザイン
  • 縫製がしっかりしている

目次

パッケージと外観

寒い時期のマストアイテムがより性能をアップしてリニューアル
オフショアからオカッパリでのエギングまで多彩に使える、防水グローブがリニューアル。キャスティングやリールの握り込み時に配慮した、増強パーツに加え、防水ブーティーの採用で、履き口を除けば水の中にグローブを突っ込むことも可能。また、厳冬期のわずかな冷気や水の浸入を防ぎ、これまで以上の保温性を図るため、前作と比べフィット感がより向上。より快適な釣りを求めるアングラーのための、秋口〜厳冬期にかけてのマストアイテムとなった。

サイズ:S,M,L,XL,2XL

出典:防水グローブ SHIMANO シマノ

素材の質感など細部をチェック

素材割合

以下は公式サイトの引用になります。

素材: 甲:ポリエステル50%、ナイロン32%、ポリウレタン18% 掌:人工皮革、合成皮革 部分:合成皮革 裏地:ポリエステル100% インサート:ポリウレタン100%(透湿防水)

出典:防水グローブ SHIMANO シマノ

手の甲

手の甲はサラっとしている

手の甲全体がサラっとしていて手触りは高品質。ロゴが控えめで主張し過ぎないのも良し。

手のひら

ザラついた合皮が滑り止め代わり

滑り止めはありませんが、ザラついているので滑りにくい。縫い目が分かりにくい縫製と糸の色が目立たないのは好ポイント。

手の側面

側面は細かい縫製で耐久性も高そうです。グローブによくある縫い目が当たって気になることもありません。

指周り

人差し指だけ増強してあります。釣り糸を指に引っ掛ける為、釣り用グローブならではの加工ですね。

自転車で言えばブレーキレバーに指を掛ける行為に置き換えることができます。意外と悪くない作り。

手首周り

サイクルグローブでは邪魔になる筆頭マジックテープ。細く薄めでレインウェアや洋服の袖に影響しにくい配慮はしてあります。

好印象だったのはベルト通し。マジックテープ部分をブラブラさせずに済むのはナイスな着眼点。切り取ったりする人いますからね。

内部の作り

フリースなので暖かいです。着用感が良いだけに梅雨の時期は暑過ぎて使えないのが残念。

よく見ると手の甲側と手のひら側で微妙に加減が違うのが分かりますね。

《着け心地》フィット感と肌触りは文句無し

手を差し込む時に指先が引っ掛かり気味になることがあります。防水加工のインサート生地が挟まっている影響なのか、指先が少し固めなのが惜しいと感じました。

着用感がサイクルグローブに近い

指が動かしやすくサイクルグローブに近い感覚

自転車向けと言ってもいいくらいフィット感抜群。指先縫い目辺りの固い部分だけが僅かに気になる程度。防寒防水で指が動かしやすいのは大きなメリットです。

《サイズ感》若干小さめなので普段よりワンサイズ上でもいい

今回着用しているのはMサイズ。私は普段Mサイズのグローブを着用しています。生地が複数層になっている為、普段サイズだと窮屈に感じるかもしれません。

筆者の手のサイズ

筆者の手周りサイズ(手長20cm 手囲い21cm 中指8cm)
手長
20cm
手囲い
21cm
中指の長さ
8cm

インナーグローブと合わせて着用するならワンサイズ上推奨

ウール系インナーグローブと合わせた状態で結構パツパツ…。仮にワンサイズ上でもフリースの影響で手の抜き差しがしづらいので注意。モンベルのメリノウールグローブタッチが長さもピッタリで良い感じでした。

シマノ公式のサイズ目安

出典:ウェアサイズ目安表 SHIMANO シマノ

《防水性》水に浸けても全く問題無いレベル

1番のストロングポイント。撥水はそこまで重要ではないんですよね。とにかく防水であることが何よりの強みです。

外側がガッツリ濡れても内側が全く濡れていないのが分かります。握って絞っても内部は濡れません。不思議な構造で感動しましたね。

撥水加工は無い

表面の層には雨粒が染み込んできます。厳冬期の冷たい雨では冷たさだけ徐々に指先に伝わってくるので注意。

《防寒性》自転車では7~15°の春秋〜初冬までが着用目安

真冬(0~5°)の雨の日に1度だけ通勤で着用してみましたが、指先はかじかむレベルで冷えます。ただ、気休めのゴム手袋するよりは遙かにマシです。

誤解がありそうなので補足ですが、徒歩や止まっている状態なら真冬でもオススメできるグローブです。あくまで釣り用ですからね。

真冬でも着用したいならインナーグローブ必須

先ほど紹介したモンベルのメリノウールグローブタッチです。インナーを着用すれば氷点下の真冬でも使えます(多少は寒い)。フィット感と操作性を重視するか防寒性を優先するか事前に検討しておくことが大事。

モンベル | オンラインショップ | メリノウール グローブ タッチ
※私はSサイズ着用。ワンサイズ下を推奨します。

《防風性》真冬の風は流石に厳しい

多重構造なので防風性も多少はあります。晴れの日なら自転車の走行風(20~25km/h)でも5°くらいまでなら通用します。

防風よりも防水がメインなので、ここは妥協点と思っておきましょう。釣り用ですからね。

《耐久性》綻びにくい作りで購入時の状態を保てる

全体的に縫製がしっかりしており耐久性はある

写真を見るだけでも丁寧な縫製であることが分かりますね。縫い目に乱れがありません。

同価格帯(4~5千円)のサイクルグローブだと縫い目から劣化しやすいですが、一部は細かく2重ラインで縫製してあるので耐久性は高め

通勤で着けてみた感想

試した環境

天気
気温
1 m/s
車種
クロスバイク
速度目安
20~25km/h

ハンドルを握っても違和感は無い

釣り用とは思えないくらい違和感が無い

防水グローブって指を動かしにくいものが多いですが、フィット感が強く濡れていてもハンドルやブレーキ操作はしやすいです。

人差し指だけ増強してあるので、ドロップハンドルも良い具合でブレーキレバーに引っ掛かりがあって悪くないです。

10°以下になると指先が少し冷える

8°で指先が少し冷える程度なので、個人差考慮して(雨の日)10°を下回ると指先が多少冷えると思っておきましょう。私が我慢できそうな範囲は5°くらいでしたね。

雨粒は染み込むが内部は濡れない不思議な構造

表面は水が染み込むのに内部は全く濡れません。こういった構造は経験が無かったので、最初は濡れていると勘違いしそうにもなりました。

使用後は表面生地が濡れているので乾かすのが多少面倒

レインウェアも干すことには変わりないですが、撥水加工が無い影響で乾くまでに時間が掛かるのが残念なところ。

良い点

良いところ

  • ちゃんと防水
  • 品質の高い縫製や作り
  • 目立たないデザイン
  • 指が動かしやすいフィット感
  • 気の利いたベルト通し
  • 袖に干渉しにくいマジックテープ

微妙な点

微妙なところ

  • 表面が濡れる
  • 乾かすのに時間が掛かる
  • 指先が若干固め
  • タッチパネル非対応

まとめ:真冬以外なら自転車用の防寒防水グローブとしても優秀

釣り用ということを忘れそうになるくらい、自転車向けとしても使いやすいグローブでした。

繰り返しになりますが、真冬でも着用したいならワンサイズ上にしてインナー分の余裕を取るようにしておきましょう。

SHIMANO(シマノ) 防水グローブ

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