【実体験】国内通販でミニベロ(折りたたみ自転車)を購入した時の記録と注意点

スポーツバイク通版実体験 国内通販編

スポーツバイクを通販で購入しようか検討しているけれど、ちゃんと届いて乗れるのか不安で踏み切れない…。

ここでは、同様の不安を抱えながら実際に通販を利用した筆者の購入記録を書いてみました。

筆者の実体験を元に書いています。必ずしも同じ状況になるとは限らない為、あくまで参考程度にお考えください。

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目次

注文〜到着〜乗車までの流れ

  1. 1
    注文(予約含む)
  2. 2
    入荷連絡
  3. 3
    組立調整スケジュール連絡
  4. 4
    発送連絡
  5. 5
    商品到着
  6. 6
    開封&注文との正誤チェック
  7. 7
    ショップ問い合わせ ※問題があれば
  8. 8
    防犯登録 ※注文時に同時申請なら不要
  9. 9
    保険未加入なら別途検討申請
  10. 10
    完了

購入した自転車

タイプ
折りたたみ自転車
素材
クロモリ
価格帯
税込10万円程度

クロスバイクや折りたたみ自転車では一般的な価格ですが、通販で購入するには許せる範囲の価格帯でしょうか。

通販を選択した理由

決断理由

  • ディスクブレーキでは無い
  • 組立調整済みで届くことを知った
  • メンテナンスやパーツ交換の経験があった
  • 近所に持ち込み対応してくれるショップがある
  • 海外通販でロードバイク購入経験があった
  • ミニベロ専門店が遠い

近くにミニベロ専門店があれば実店舗で購入する予定だったのですが、かなり遠かったのでリスクよりも面倒さが勝ちました。

万が一自分で調整が難しいことがあったとしても、持ち込みで対応してくれるショップが近隣にあったので大きな心配はありませんでしたね。

購入前に不安だったこと

不安要素

  • カラー・サイズの手違いが起きないか
  • 輸送の影響で不具合や異常が起きないか
  • ちゃんと調整してくれているのか
  • 傷・破損・取れない汚れがないか
  • 初期不良や問題があった時に誠実に対応してくれるか

組立調整経験や過去に通販経験があったとしても、不安を完全に取り払うことは難しいです。

輸送事故やショップの手違いなど、自力でどうにも出来ない運の要素があると構えておいた方がいいでしょう。

心配していなかったこと

気にしなかった要素

  • ブレーキ・変速などの微調整
  • 薄い小傷・指紋やオイルなど拭き取れる汚れ

輸送の影響は自力で回避しようがないので仕方ないところ。ただ、輸送の影響を見越してショップが事前に対策を立てているか(案内冊子とか)には期待していました。

ショップ選びの決め手と調べたこと

調べたこと

  • 実店舗があるか
  • 購入するブランドの取扱店舗リストにあるか
  • ショップレビュー(Google・楽天・Yahoo!など)
  • 公式のブログやYoutube
  • SNSの口コミ
  • 会社の評判(転職系サイトとか)

今回は大手以外のショップを選んでいたので事前に色々調べました。会社の評判まで調べたのは実態が少しは見えるかも?と思ったからですが、そこまでする必要はなかったです。余程不透明で評価が極端に低いショップで無い限りは大差ない印象です。

注文前に確認したこと

確認事項

  • ショップ概要・注意事項
  • 配送方法・送料
  • 入荷から発送までの期間
  • 組立調整の有無
  • 商品詳細

ショップ概要や注意事項の熟読は必須です。トラブルにならないように絶対に読んで下さい。

注文後のショップとのやり取り

「書類はブランド案内用紙なども捨てずに全て入れて欲しい」
「折りたたみ状態で元箱に入れて発送して欲しい」

私が注文後に出した要望はこれだけですが、何か相談したいことがあれば遠慮なく問い合わせしましょう。

予約入荷はどのくらい待ったか?

元々の入荷予定日
2022年8~9月
注文日
2022年5月下旬
延期連絡
2022年9月 ※10~11月の入荷予定に変更
入荷連絡
2022年10月下旬 ※組み付け調整と発送スケジュール連絡
発送連絡
2022年11月中旬
商品到着
2022年11月下旬

新年度モデルのタイミングだったので予約入荷待ち状態。コロナ禍で自転車部品の製造や物流が追いついていない事情は分かっていたので、数ヶ月〜半年以上の延期は予想していました。

組み付け調整〜発送は注文順になるでしょうから、注文タイミング次第で後ろにずれるのは頭に入れておいた方がよさそうです。

届く前に最低限用意しておきたいもの

最低限欲しい道具

  • トルクレンチ
  • 空気入れ

最低でもトルクレンチは必要です。高価なものにする必要はありませんが、手の感覚に任せるのは危険なので目盛り付きのものをオススメします。空気圧が十分でない可能性もあるので、空気入れも事前に用意しておくと困りません。

BIKE HAND(バイクハンド) コンパクトトルクレンチ 目盛り付 1Nm~10Nm

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届いた直後の梱包状態

今回は折り畳んでダンボールに収まった状態だったので玄関まで届けてくれました。箱へのダメージも無く綺麗な状態。

余談ですが、自転車用のダンボールは強度が高く多重構造にされているので簡単にはボコボコになりません。

保証書など書類チェック

  • 保証書兼納品書
  • ブランドの案内冊子
  • ペダルに関する注意事項

保証書に販売店印や日付が入っているか必ず確認しましょう。また、今回は完成車付属のペダルに注意が必要なようで別途案内用紙が入っていました。メーカーによってはこういったケースもあるので忘れずにチェック。

自転車とパーツの状態チェック

サイズとカラー

稀に手違いもあるかもしれません。返品交換条件などショップ規約の事前確認も忘れずに。

余談ですが、海外通販でロードバイクを購入した時に《ダンボール記載カラーと中身のカラーが違う》ことがありました。

推測するに《メーカーからの輸送段階でダメージがあり別車のダンボールで代用》ということは考えられます。

取れない汚れや目立つ傷

深い傷・ひび割れ・打痕などは必ず写真など記録してショップに連絡しましょう。アウトレット品なら商品詳細以外の箇所をチェック。

目立たない傷・汚れ・指紋に関しては、組み付け調整や輸送もあるので神経質になりすぎない方がいいかもしれません。

ボルトの締付け

調整済みで届くので緩みやガタつきチェックくらいで問題ないでしょう。締付けトルクは写真のようにパーツに直接記載があればそれに従って調整します。記載がなく分からないものは、パーツメーカーのマニュアルを調べることをオススメします。
例:シマノ Vブレーキ 締付けトルク – ディーラーマニュアル DM-GN0001-26-JPN.pdf

※フレーム素材(クロモリ・アルミ・カーボン等)、パーツメーカーやパーツグレードによって締付けトルクは異なるので注意

ブレーキの片効き修正

写真では分かりづらいですが、ホイールとブレーキシューが僅かに接していました。正直メーカーによって品質が異なるので、一概にショップの調整ミスとは言い切れないところです。

乗っているうちに片効きになったり、締付けトルクを守っていても振動で狂うこともあります。輸送の影響もあり得るので、自分で調整する覚悟はしておきましょう。

変速

今回は問題なく変速出来ましたが、うまく変速しない場合は自分で微調整する必要もあるでしょう。まずはショップに問い合わせて支持を仰ぐことをオススメします。

1段も変速しないなど無調整でもない限り、ショップに怒りのクレームを投げるのは避けた方がいいでしょう。輸送中の振動もあるので、調整狂いが100%起こらないとは言い切れません。

ショップによっては調整方法の案内書類を同梱するなど準備している…はず。必要なら問い合わせを。

チェーン

KMCは最初からミッシングリンク(再利用型)が付いています。シマノチェーンならコネクトピンになるでしょう。ミッシングリンクは市販もされており、工具があれば付け外しも出来ます。

KMC(ケイエムシー) CL573R 6SPEED/7SPEED/8SPEED用ミッシングリンク

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BIKE HAND(バイクハンド) ミッシングリンク用 マスターリンクツール YC-335CO-S

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ホイール

振れ取りまで完璧に調整されている訳ではないので、凹みや明らかにおかしい歪みがないかチェック。

タイヤ(チューブ)

タイヤに物が刺さってたり穴が空いたりしていないかパンクと合わせてチェック。空気圧はタイヤ側面をよく見て入れましょう。

異音がないか確認

クランクを手回ししてみてフレームやパーツからの異音をチェック。乗らないと加重が掛からないので十分ではありません。ただ、ショップによっては乗車したら返品対象外ということもあります。

返品以外の交換や修理調整の可否など、トラブルにならないようにショップ注意事項は細かく読んでおく必要があります。

自分で調整した内容

後付け・微調整

  • シートポスト取付
  • サドル前後位置調整
  • ブレーキの片効き修正
  • ブレーキレバーの引きしろ調整
  • ホイールの固定し直し
  • 空気の入れ直し

どれも乗車前点検に近いメンテナンス内容なので初心者でも問題なく対応できます。ネットの情報だけで不安な人は、入門書やメンテナンス書を1冊持っておくといいです。

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防犯登録は自分の住んでいる地域で申請

注文時に防犯登録も同時申請可能な場合もあります。ただしショップ所在地での登録になります。今回は通販注文時には申請せず近所の交番で申請しました。

保険も忘れずに

月1~200円程度の格安プランでも保険は加入しておいた方がいいです。

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例:楽天超かんたん保険 自転車保険プラン

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通販で購入した感想

通販で得られた結果

  • 実店舗に赴き持ち帰る手間が減った
  • 楽天ポイントも沢山貰えた ※楽天市場で購入
  • 通販でも問題ないと実感

楽天などポイント倍率増加デーの時に購入(予約でも可)すると、万単位のポイントになるので多少のリスクはあっても大きなメリットを感じました。

面倒だったこと

  • ダンボールの処分

こればかりは仕方ありませんが、強化ダンボールなので固くて処分が大変なことは覚悟しておきましょう。

輸送事故やショップの手違いが無ければ問題なく利用できる

人の手で作業している限り絶対はありません。今回は特にトラブルも無くパーツの微調整くらいで済みましたが、運が良かったのではなくこれが普通でしょう。

運が悪ければ返送や交換など影響が出るということは頭に入れておく必要があります。覚悟が無い人や神経質な人にはまず向かない購入手段ではありますね。

初心者が気を付けることは2つ

ポイント

  • 実態の見える実績あるショップを選ぶ
  • 《組立調整・調整済みでお渡し・すぐ乗れる状態》等の商品を選ぶ

私は大手ショップ以外で購入しましたが、レビューや評判は徹底的に調べたので時間が掛かりました。

ゼロからの初心者ならワイズロードやサイクルベースあさひ等の全国チェーンが無難でしょう。何かあっても店舗も比較的多いので相談しやすいです。

既存レビューで気になったこと

ショップレビューに「自分好みの調整ではなかった」というタイプの評価を見掛けます。注意事項に対応不可と記載がなければ「〇〇を〇〇のように調整出来ますか?」と事前に伝えておきましょう。

通販にする必要があるか冷静に考えてから決めること

自分でメンテナンスする気があるなら通販でも問題は無いです。そもそも大手のワイズロードやあさひも通販対応していますからね。トラブル時の返送など手間を許容出来るなら初心者でも通販購入は問題ないです。

組立調整されていても多少は微調整が必要になります。自分で調整する覚悟がある人や、最寄りのショップに持ち込み相談ができる人が利用するのが無難…という感想です。

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