自転車通勤レベルなら空気入れは携帯用の気圧ゲージ付きミニフロアポンプで十分
スポーツバイク用の空気入れも、ママチャリ向けと似たようなフロアポンプと呼ばれる据置サイズが一般的です。
長年サイクリングや自転車通勤をして思ったことは、通勤通学レベルなら携帯用ポンプの方がメリットが大きいということです。
持ち運びに適していて使い勝手もフロアポンプに近い携帯用ミニフロアポンプは特にオススメです。
月に数回しか使わないことを考えれば、大きなフロアポンプは邪魔に感じる人も多いはず。自転車は工具や消耗品が増えがちなので、場所を取らずにスマートに管理出来るようにしてみてはいかがでしょうか。
目次
携帯用空気入れにも種類がある
サイズ重視や性能重視など、自分の生活スタイルや環境と求める要素で選びましょう。
ハンドポンプ
ひたすら手を動かして空気を入れるタイプ。携帯用ポンプの中でも小さいサイズになります。高圧状態でも力を必要としない気の利いたものもあります…が、押し引き回数は多いため手が疲れることには変わりないです。
ミニフロアポンプ
折りたたみ式のフロアポンプ。小さくても体重を乗せられるので入れやすい。ベースはフロアポンプなので使い勝手は抜群。
CO2インフレーター + ボンベ
使い捨てのCO2ボンベを使って空気を入れるタイプ。微調整もできるタイプもありますが、緊急時向けで普段の空気入れとして使用するには不向き。
合わせて読みたい
携帯用ポンプのメリット・デメリット
※CO2インフレーターは特殊なタイプなので除外
メリット・デメリット
- 軽い
- 小さい
- 持ち歩きで緊急時に使える
- 時間が掛かる
- 押し引きが多く疲れる
選び方のポイントは《ホース》と《空気圧ゲージ》
1本で済ませるならホースと空気圧ゲージは必須です。使い勝手を決める大事な要素なので忘れないようにしましょう。
対応バルブ
仏式・英式・米式の3種類に対応しているものもあれば、2種類しか対応していないものもあります。英式や米式が対応していないことが多いので確認は忘れずに。
ホース
大抵は付いていると思いますが、短すぎると作業しづらいので注意。
空気圧ゲージ
携帯用ポンプ1つだけで済ませたいなら必須。大きさや見やすさは商品によって違いがあります。
空気圧ゲージの精度は《目安》としては十分
ミニフロアポンプ → フロアポンプで精度に極端な違いがあるかチェックした結果はほぼ変わらず。
誤差の範囲程度と考えて問題ないでしょう。製品や個体によって違うかもしれませんが、日常使用であれば十分な精度です。
不安な人は空気圧ゲージ単体を使うのもアリ
デザインやブランドでどうしてもゲージ無しタイプが欲しいなら、空気圧ゲージを別途用意するのもアリです。
フロアポンプとミニフロアポンプで時間比較
前提条件
- サイズ…(700×25C)
- 計測範囲…4bar~7barまで
比較結果
- フロアポンプ
- 約30秒(すぐ終わるので疲れない)
- ミニフロアポンプ
- 約3分(6bar辺りの高圧になると結構疲れる)
大きさが違うので差があるのは当たり前ですが、毎日使う訳でもないので身体を動かすくらいの感覚で考えれば許容範囲でしょう。
実際に使っているオススメの携帯用ミニフロアポンプ
GIYOのものを4年程使っていますがバルブにしっかり固定出来るのが良いところ。持ち手が小さいので空気を入れた後に少し手のひらが痛むのが気になるくらいです。
『GIYO(ジーヨ) GM-821 ゲージ付き携帯用ミニフロアポンプ 仏式米式対応(英式クリップ付)』
必要十分を備えた携帯ポンプ
- 良いところ
- 脚が金属製・ゲージ付・ホース付・仏米英式バルブの3種対応
- ここがダメ
- 長さが30cmと大きめ。小さめバッグだと入らない。
- 使用感
- 6bar超えた辺りからポンプをしっかり固定しておかないと、固くて空気を入れづらくなるのが唯一の不満。それでもコレ1つでも十分かなとは思います。
空気を入れるスピード以外のデメリットよりもメリットが強い
正直「これでよくない?」と思いませんでしたか。
毎日空気を入れる程の距離を走るヘビーユーザーならフロアポンプをおすすめします。ただ、週4~5日で往復10~15km程度の通勤距離なら週1回の空気入れで十分ですからね。
とは言えフロアポンプの方が圧倒的に入れやすく使いやすいことに変わりはありません。やっぱりフロアポンプが良い…という人は以下の記事へ。
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