おたふく手袋 秋冬向けインナー7種+オールシーズン2種を徹底比較!

インナー特集 おたふく手袋 秋冬向けインナー9種 徹底比較

前回のおたふく手袋 春夏向けインナー特集に続いて、秋冬向けインナー特集をお届けします。

秋冬モデル全7種+オールシーズンモデル2種類の実物を用意して【サイズ・生地の質感・フィット感・使用感】を比較。

春夏向けに比べて、秋冬向けは用途を明確にしておかないとタンスの肥やしになる可能性もあるので注意。

筆者のおすすめは、

『POWER STRETCH(秋冬用)』
『DUAL X[CROSS]』

サイクリング向けに、
『WIND SMASH Ⅲ』

サイクリングや自転車通勤用アンダーウェア、さらに普段使いなどシーンを選ばず着やすいことが理由です。

その他のモデルは尖った性能で着用シーンが限られるものが多かった印象。

秋冬モデルブランドサイトを見て感じた期待着用後の感想が大きく異なりました。ものによっては嫌な予感もしてましたが…。

この記事を読んでいる方は、思ってたものと違った…とならないようにしてくださいね。

公式リンク

公式サイト

おたふく手袋株式会社

ブランドサイト

PRODUCTS – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

ボディタフネス取扱 実店舗一覧

ボディタフネス販売店リスト

目次

おたふく手袋 秋冬向けインナー比較表

シリーズ名 おすすめ パッケージ 通販サイト レディース取扱 ポイント 着丈
(Sサイズ)
袖丈
(Sサイズ)
身幅
(Sサイズ)
厚さ サイズ注意点
POWER STRETCH(秋冬用)

POWER STRETCH(秋冬用) × タイトなヒートテックが欲しかった人におすすめ。コンプレッション性が非常に高い。幅広い用途に対応できるオールラウンダー。 62cm 43cm 39cm 薄手 袖が若干短め普段着サイズがピチピチの人はワンサイズ上でもいい。
POWER STRETCH THERMO DEO

POWER STRETCH THERMO DEOパッケージ スタンダードモデルの消臭強化版。コンプレッション性が軽減されて着やすくなった。消臭強化のくせに新品は臭いが強い 62cm 46cm 43cm 薄手 締め付けが苦手な人はスタンダードモデルよりもおすすめ。
TECH THERMO

TECH THERMOパッケージ × レーヨン入りで伸縮性が強い。緩めサイズでスポーツ用に難しい印象。 68cm
(M)
52cm
(M)
44cm
(M)
薄手 Mサイズが最小。丈が長すぎて上着からはみ出さないように注意が必要。
HEAT BOOST

HEAT BOOSTパッケージ × 保温性重視。胴ラインが厚く脇ラインが薄いのでバランスが悪い。タイトに着られる体型であることが機能を活かせるかの条件 66cm 46cm 46cm 中厚手 くびれ加工がなくお腹周りが細い人だと隙間が出来る。
DUAL BRUSHED

DUAL BRUSHEDパッケージ × トレーナーに吸汗速乾性と保温性をプラスしたような印象。とにかく厚手なので1枚でも十分な暖かさがある。重ね着には向かない。 65cm
(SS)
52cm
(SS)
44cm
(SS)
厚手 SSサイズが最小
WIND SMASHⅡ

WIND SMASHⅡパッケージ × 防風インナー。冷たさは伝わるのでアンダーウェアとして着るには微妙。羽織れるベストタイプの方がいいか。※ベスト有り 70cm 50cm 44cm 薄手
WIND SMASHⅢ

WIND SMASHⅢパッケージ × 前後丈が長めで若干タイトなサイクリング向けにオススメのインナー。胴体は防風で裏がメッシュの2層構造。コンプレッションがもう少し効いていれば尚良し。 68cm 56cm 41cm 中厚手 ハーフジップ有り無しの2種類。
OVER THE FUNCTION

OVER THE FUNCTIONパッケージ 無難にオールシーズン使える。インナーを増やしたくない人には十分オススメ。ただ、春夏レビューと同様に秋冬でも中途半端な印象が残る。 61cm 51cm 44cm 薄手
DUAL X[CROSS]

DUAL X[CROSS]パッケージ × 秋冬モデルのイチオシ。立体構造・適度な厚み・吸汗速乾性・コンプレッション性と欠点が少ない。秋冬専用ではと言いたいくらいの出来。 61cm 54cm 35cm 中厚手 相当窮屈だがそこがウリなので機能を活かすなら普段着サイズを。

機能を数値化した早見表で比較(公式目安)

POWER STRETCH(秋冬用)

POWER STRETCH着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

POWER STRETCH THERMO DEO

POWER STRETCH THERMO DEO着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

TECH THERMO

TECH THERMO着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

HEAT BOOST

HEAT BOOST着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

DUAL BRUSHED

DUAL BRUSHED着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

WIND SMASHⅡ

WIND SMASHⅡ着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

WIND SMASHⅢ

WIND SMASHⅢ着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

OVER THE FUNCTION

OVER THE FUNCTION着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

DUAL X[CROSS]

DUAL X[CROSS]着用イメージ
加圧12345
伸縮12345
吸汗12345
速乾12345

生地の質感を比較

秋冬の肌触りは快適さに直結するのでしっかり確認しておきましょう。

シリーズ名 生地の質感 備考
POWER STRETCH(秋冬用) POWER STRETCH(秋冬用) 生地の質感(表地・裏地) 裏起毛
POWER STRETCH THERMO DEO POWER STRETCH THERMO DEO 生地の質感(表地・裏地) 裏起毛
TECH THERMO TECH THERMO 生地の質感(表地・裏地) パイル地に似ている
HEAT BOOST HEAT BOOST 生地の質感(表地・裏地) HEAT BOOST 生地の質感(胴と脇ラインの違い)

胴と脇は生地の厚みが違う。裏起毛。

DUAL BRUSHED DUAL BRUSHED 生地の質感(表地・裏地) 天然素材ではないがウールに似ている
WIND SMASHⅡ WIND SMASHⅡ 生地の質感(表地・裏地) WIND SMASHⅡ 生地の質感(胴と脇ラインの違い)

胴と脇は生地の素材が違う。裏起毛。

WIND SMASHⅢ WIND SMASHⅢ 生地の質感(表地・裏地) 防風部の裏側メッシュはデュアルメッシュと同じ。防風部以外の裏地はフリースに近い。
OVER THE FUNCTION(Outlast) OVER THE FUNCTION(Outlast) 生地の質感(表地・裏地)
DUAL X[CROSS] DUAL X[CROSS] 生地の質感(表地・裏地)

フィット感を比較

タイトに着れるか目安程度にご覧ください。筆者のボディサイズは画像下に記載。

おたふく手袋 秋冬向けインナー 全7種 フィット感の違い おたふく手袋 オールシーズン向け2種 フィット感の違い おたふく手袋 WIND SMASHⅢ フィット感

筆者ボディサイズ(メンズ)

身長
168cm
体重
48kg
肩幅
40cm
身幅
85cm
ウエスト
67cm

フィット感の目安

かなりタイト
POWER STRETCH(秋冬用)
DUAL X[CROSS]
タイト
POWER STRETCH THERMO DEO
WIND SMASHⅡ
WIND SMASHⅢ
ゆったり
TECH THERMO
HEAT BOOST
DUAL BRUSHED
OVER THE FUNCTION(Outlast)

秋冬対応シリーズの使用感

秋冬モデルの使用感をまとめました。

【スタンダードモデル】『POWER STRETCH(秋冬用)』シリーズ

オススメ度

POWER STRETCHシリーズ(秋冬) JW-174 パッケージ表裏と外観

裏起毛のヒートテックに強力なコンプレッション性をプラスしたような着用感。発汗してもタイトなので気になりません。通勤やサイクリングなど幅広く着れるのが強み。

使用感まとめ

  • 裏起毛で肌触りがよく暖かい
  • 袖が短めで時計や手袋の邪魔にならない
  • 着用感はタイトなヒートテック強化版
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身体にフィットするコンプレッション機能が保温性と機動性を高める。吸汗速乾加工とレイズドファブリックにより快適な着心地をキープ。

出典:BODY TOUGHNESS | 2022 AUTUMN & WINTER COLLECTION

【消臭強化モデル】『POWER STRETCH THERMO DEO』シリーズ

オススメ度

POWER STRETCH THERMO DEO JW-276 パッケージ表裏と外観

スタンダードモデルがベースでフィット感が緩め。痩せ型だと隙間風で汗冷えが気になりました。それ以外はスタンダードモデルと変わりないですね。

使用感まとめ

  • 裏起毛で肌触りがよく暖かい
  • 適度なフィット感がある
  • 消臭性はあまり感じない
  • 新品の臭いがキツい
  • 袖丈がスタンダードモデルより長い
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高機能消臭ポリウレタン糸 DEOLON搭載実証済!!洗濯を繰り返しても高い効果を発揮。汗にも加齢臭にも効く。

出典:POWER STRETCH THERMO DEO – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

【発熱強化モデル】『TECH THERMO』シリーズ

オススメ度

TECH THERMO JW-169 パッケージ表裏と外観

名前もそうですが、ヒートテックに似てます。緩さと丈の長さを考えるとスポーツ向きではないです。部屋着とかには使えそうですが、用途を考えるのも難しいですね。

使用感まとめ

  • 伸縮性以外はヒートテックに近い
  • スポーツ向きではない
  • とにかく緩くて丈が長い
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人体の水分に反応して発熱。長時間持続する持続する暖かさをを体感せよ。

出典:BODY TOUGHNESS | 2022 AUTUMN & WINTER COLLECTION

【保温強化モデル】『HEAT BOOST』シリーズ

オススメ度

HEAT BOOST JW-186 パッケージ表裏と外観

保温性強化されている割に、脇ラインの通気性が良いので蒸れたりはしにくいです。身幅とお腹周りが太めでないと保温機能性半減します。体型によって評価が分かれそうですね。

使用感まとめ

  • 痩せ型だとバタついて特性を活かせない
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ただの厚地ではない。エアサンド多層構造が高い保温力を実現。空気層を挟んだ2層構造に微細起毛と遠赤加工をプラスした、トリプル保温のコンプレッションウェア。

出典:HEAT BOOST – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

【吸汗速乾強化モデル】DUAL FABRICシリーズ『DUAL BRUSHED』

オススメ度

DUAL BRUSHED JW-180 パッケージ表裏と外観

秋に着ると死ぬほど暑い。極厚生地なので冬向き。アンダーウェアとして着ると温度調節できないので、『3D FIRST LAYER』と合わせるとかレイヤリング前提で使った方が良いと感じました。収納スペースを取ってしまうのも難点でしたね。

使用感まとめ

  • 完全冬向け
  • 汗を掻いてもアウターは濡れない
  • 速乾性を活かすには適度にアウターの通気性確保
  • 収納スペースを圧迫する
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従来の起毛タイプでは実現が難しかった吸汗速乾性能を併せ持つ、異素材2層構造が汗を瞬時に肌面から外側へ移動、汗冷えしにくく快適に。

出典:DUAL BRUSHED – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

【防風強化モデル】『WIND SMASHⅡ』シリーズ

オススメ度

WIND SMASHⅡ JW-190 パッケージ表裏と外観

嫌な予感がしたのはコレ。ネタかと思って着てみると防風はちゃんと効いてます。汗を掻いた時に裏地の乾き具合が悪い。正直オススメできないですが、肌着に防風はいらないと分かったのが収穫でしょうか。

使用感まとめ

  • 防風自体はしっかり機能する
  • 風で冷感が伝わるのが辛い
  • 肌に直接着るのは向いてない
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寒さ、冷たい風から体温を保持、着る者のパフォーマンスを最大限に発揮する。

出典:WIND SMASHⅡ – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

【防風+汗冷え強化モデル】『WIND SMASHⅢ』シリーズ

オススメ度

WIND SMASHⅢ JW-197 パッケージ表裏と外観

程よい防風加減とフィット感に背中が出ない丈。サイクリング向けに作られたと言っていいくらい。ハーフジップもあって温度調節もし易い。力の入れ方が『WIND SMASHⅡ』とはまるで違う。

使い勝手はかなり良さそう…生地の厚さとハイネックとジップもある為、サイクルジャージなどは着づらくアウターだけが無難に感じます。

WIND SMASHⅢ JW-197 ハーフジップ部分ハーフジップ部分は広め

使用感まとめ

  • 完全防風ではなく軽減される感じ
  • 腕のコンプレッションは強め
  • ハーフジップは暑さ調節できて良し
  • 背中が出にくいので前傾姿勢の影響無し
  • 着用時にガサガサ音がする
  • 重ね着しづらくアウターだけが無難
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1秒吸汗デュアルファブリックSystem搭載 WINDPROOF 寒さ、冷たい風から体温を保持、着る者のパフォーマンスを最大限に発揮する。

出典:WIND SMASH3 – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

オールシーズン対応シリーズの使用感

秋冬向けのオールシーズンモデルから2種の使用感をまとめました。

特徴は薄いが年中無難に着れる『OVER THE FUNCTION』

オススメ度

OVER THE FUNCTION(Outlast)シリーズ JW-540 パッケージ表裏と外観

器用貧乏インナーで良い点も悪い点も特に見当たらない。強みでもある温度調節機能(?)は正直よく分かりませんが、言われてみると暑くも寒くもない気はします。カラーラインナップさえ充実していれば…と着る度に思う。気温差がある場所を行き来する時(宿泊有り旅行とか)に使えそうですね。

使用感まとめ

  • 1枚あれば年中着れる
  • 気温変化による冷温感の違いはよく分からない
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新次元繊維「アウトラスト」を採用、「暑さ」「寒さ」を感知して温度を調整。オールシーズン戦えるコンプレッションウェア、BTオーバーザファンクションシリーズ。

出典:OVER THE FUNCTION – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

春夏は暑くて着られなかった『DUAL X[CROSS]』は秋冬で評価上昇

オススメ度

DUAL X[CROSS]シリーズ JW-592 パッケージ表裏と外観

全体的にハイレベルで秋冬では欠点が少ないです。迷ったら取りあえず着ておく感じ。裏起毛ではないので肌触りはそこまで良くないのが惜しいと感じますね。冬はヘビロテになりそうな予感がしています。

使用感まとめ

  • 若干動きやすい気がする
  • 適度な厚みで暖かさがある
  • 空気が入り込まないフィット感
  • 速乾性より吸汗性が特に高い
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異素材2層構造が汗を瞬時に肌面から外側へ移動、汗冷えを防ぐ。また、立体成形編みコンプレッションが、よりフィット感を高め動きをサポートする。

出典:DUAL X [CROSS] – BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)公式

まとめ:秋向けは『POWER STRETCH(秋冬用)』冬向けは『DUAL X[CROSS]』サイクリングなら『WIND SMASH Ⅲ』がおすすめ

最もシンプルな『POWER STRETCH(秋冬)』がコスパもよく1番使いやすかったという結果に。

そして、春夏には向いていなかった『DUAL X[CROSS]』。冬用アンダーウェアとして適度な厚み、吸汗速乾性、動きやすさ、フィット感と隙がなく、冬のサイクリングや自転車通勤にもピッタリでした。

ロードバイクなど前傾姿勢が強めなら『WIND SMASH Ⅲ』は使い勝手が良いです。

秋冬モデルは当たり外れがはっきりしている印象なので、用途を明確にして後悔しない選択をしてくださいね。

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